東京都拠点の指定暴力団!仮想通貨で300億円の資金洗浄の疑い!!

東京の指定暴力団が300億円のマネロン?!

本日、毎日新聞で報じられましたが、東京都を拠点にする指定暴力団が仮想通貨取引を利用し、犯罪収益をマネーロンダリングしているようだと発表がありました。

それにしても300億円って凄い金額ですよね・・・

恐らく匿名通貨を使い、2016年から約300億円を洗浄したようです。今回は仲介役の中国人男性のリークにより事件が公になったと思われます。

 

関係者や内部文書によると、遅くとも16年春以降、東京に拠点がある指定暴力団は「金庫番」と呼ばれる下部組織を通じ、振り込め詐欺や違法薬物取引などの収益金を処理するよう中国人男性に依頼。中国人男性は日本人を中心とする複数の実行班に対し、まず日本の仮想通貨交換所で資金を仮想通貨「ビットコイン」や「イーサリアム」などに換えるよう指示した。

 実行班はその後、パスポートなどの本人確認書類がなくても口座を開設できるロシアの「Yobit(ヨービット)」や英国の「HitBTC(ヒットビーティーシー)」など5、6カ所の交換所の口座にビットコインなどを分散して送金。そこで別の仮想通貨「Zcash(ジーキャッシュ)」「Dash(ダッシュ)」「Monero(モネロ)」に交換した。この3種類はプライバシー重視の観点から取引記録が公開されておらず、送り手、受け手とも匿名状態で取引できる。実行班は複数の交換所の口座間で移動を十数回繰り返して追跡を困難にし、協力者が現地通貨に現金化。その後、商取引を装って日本円に替えていた。

 中国人男性のファイルには合計298億5000万円が海外から暴力団側に戻ってきたことが記録されていた。中国人男性は「預かったのは約305億円。システムの維持費に約5億円かかる」と証言した。

 17年4月に施行された改正資金決済法は、仮想通貨交換業者を登録制にして、顧客の本人確認を義務化した。しかし海外の交換所利用は規制できない。いったん送金されれば日本から行方を捕捉するのは困難だ。金融庁幹部は「国内の取引だけ規制や監督を強化してもマネロン対策は不十分。主要20カ国・地域(G20)諸国に同等の取り組みを求めたい」と語った。

引用元:毎日新聞

どうやってマネロンは行われたか?

今回は身分証明書の不要な(hitbtc)や(Yobit)などの取引所を複数利用し、匿名通貨をしようしてマネーロンダリングをおこなったと思われます。

またこのマネーロンダリングは一般生活の間近で行われており、複数の拠点が都内にあり、大学生などが作業し行われていたようです。

主に使用されていたのはロシアに拠点がある、hitbtcYobitだったようです。

そして、日本の口座からBTCなどを送金し、ジーキャッシやダッシュ・モネロに交換する。
(金額は監視の目に止まらないように少額を繰り返す)

更に口座間を複数回移動させミキシング作業を済ませて、現地の協力者に現地通貨で出金すると言うのが一連の流れのようです。

個人的にモネロに交換したりは出来るけど、、、現地の協力者はいないので私には無理ですねw

ある金融庁幹部は

「国内の取引だけ規制や監督を強化してもマネロン対策は不十分。主要20カ国・地域(G20)諸国に同等の取り組みを求めたい」

と語っているように、今後の規制面では必要不可欠な問題だと思います。

マネーロンダリングってなに?

資金洗浄のことですが、脱税・粉飾決済・違法取引や犯罪取引で得た利益を他人名義の口座などを複数回移動させて資金の場所をわからなくしてしまうことです。
その際に匿名通貨を利用したり、株や債券を購入したりすること。資金の出所や流れを消して正当な手段で得たと見せかけ、捜査機関による差し押さえや摘発を逃れる。テロ組織への資金供与などにもっとも多く利用されており、日本では組織犯罪処罰法や犯罪収益移転防止法などの罪名に該当します。

応援宜しくおねがいします~\(^o^)/
仮想通貨ランキング
にほんブログ村も参加してるので応援お願いします。 にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨情報へ
にほんブログ村