仮想通貨のICOってなに?最近よく聞く言葉だと思います。
リターンが大きくて危険も多いギャンブル性の高い取引だと個人的には思っています。
私なりにICOを調べたお話をさせて頂きます\(^o^)/
ICOとは
仮想通貨のICOは(Initial Coin Offering)の略語でクラウドセール・トークンセールなどと言われたりします。
仮想通貨のICOは(トークン)と呼ばれる仮想通貨を発行して、それを販売して開発費や研究費を集めると方法になります。
株式を発行してそれを購入してもらって資金を調達するのと似た感じになりますが・・・株式のように優待や議決権は確率されてないので全く同じと考えるのはやめておいた方が良いと思います。
単純に何かをしたいから仮想通貨を発行して、出資者募る次世代の資金調達方法の1つです。
トークンとは | 英単語の1つですが、仮想通貨においては代用紙幣という認識で使われます。 |
発行者のメリット
ICOを行う側のメリットは「資金調達ができる」というところにあります。
通常、資金を調達するには色々な方法がありますが、基本は誰か特定の人(企業・銀行等)に「資金調達のお願い」をしなくてはなりません。
もちろん、認められるようなプロジェクトであったり、それまで実績がある方がお願いをすれば資金を調達できる可能性は大いに高まりますが、必ずしもそういう方ばかりが資金調達をしたい訳ではありません。
そこで、ICOを行うことで多くの方に広く募集することが可能になるのです。
また、「独自トークン」を発行するわけですのでその「トークン=仮想通貨」の時価が資金を出した側のキャピタルゲインになります。
なのでそのプロジェクトを広めて、成功させる事でその「トークンの時価を上げる」というインセンティブ(動機)も生まれます。
「ICO」という言葉が生まれた当初の資金調達は「ブロックチェーンでのサービス開発資金」のような意味がありましたが2017年9月現在では「仮想通貨を発行してサービスを開発する」というブロックチェーン利用サービスに限らないものという認識もあり、定義は多岐に渡っております。
トークン購入者のメリット
トークンを購入することによってプロジェクトが成功して、トークンの時価が上がる事が最も大きなメリットになると言えるでしょう。
もちろんそのトークンが爆発的に高騰すれば億万長者も夢ではありません。
しかもICOの先行販売(プレセール)では購入が早ければ早いほど安くそのトークンを購入できるものが多いです。ですので安くトークンを購入できるのもメリットの一つです。
また、ICOで得たトークンを利用して開発されたサービスを利用する事もできます。そのサービスを利用したいから応援の意味もあって投資する、というのもICOの一つの在り方です。
注意する点
ICOの特性上詐欺が起こり得る可能性は捨てきれません。
ICOではサービス開発前に資金を集めるので実際に開発が行われない、実現可能な技術が元々無い、はなから開発する気が無い、といったICOも存在します。
資金を集めるだけ集めて逃げてしまうICO実施者も存在するので参加する際にはかなりの注意が必要です。
このようなリスクを減らすには「リテラシー(知識)」をつけるのが一番です。ICOでは「ホワイトペーパー」と呼ばれる企画書が公開されます(ホワイトペーパーが無ければかなり注意をしましょう)のでそれをよく読み、実現可能か、調達資金の用途等を確認しましょう。
仮想通貨のICOでは技術的な事が書かれている場合が多いので、ホワイトペーパーを理解できるぐらいのリテラシーは事前につけておきましょう。
ICO参加の際は情報収集はきちんと行って、必ず余裕資金で行うようにしましょう。
また、先行販売なので時価が下がる事(全くプラスにならないだけでなくマイナスになる事)ももちろんあります。ICOも投資の一つですので自己責任・自己判断で行ってください。
ICOの簡単なまとめ
ICOってリスクだけではなく良いところにも目を向けると、とても画期的なシステムだなと思います。
今までの資金調達よりブロックチェーンを使う事によって安全性は格段に高くなっています。
今後、このシステムが発展していけば色々なコストが下がって各々が自由な選択ができる世の中になりそうですね。
まだ発展中だからこそ、爆発的リターンも眠っているかもしれませんが、その後ろには大損害って可能性もあるのでしっかり判断して安全な投資金額で投資して下さいね。
ICOは基本的にはビットコイン・イーサリアムで参加(購入)になるので購入を考えている方はイーサリアムやビットコインを保有しておくことをオススメします。